卒業制作展・進級制作展1日目!

時間帯はお昼だというのに太陽が出ていないからか少し肌寒さを感じます。

展示内容は1階にグラフィックデザイン、CGアニメ、映像、放送、写真、ファッション、プロダクト、環境、住環境、現代アート、構想表現、彫刻。

2階にイラストレーション、日本画、洋画、テキスタイルアート、芸術文化デザイン、デザインプロデュースの作品が展示されています。

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1日目では進級制作展で現代アートクラスの花田 恵理さんが京都市美術館でおにごっこをするというパフォーマンスを行いました。

1日目に美術館の一階で20分間おにごっこをし、2日目からはそのおにごっこの様子を映した映像を展示するというものです。

コンセプトとしては美術館の公共性とは何か、走ってはいけない、騒いではいけないなどの道徳上の暗黙のルールを外すことで公共の美術館には何が残るかのかを可視化するという作品です。

実際に鬼をするパフォーマーは15人、作品に触れたり人にぶつからないように監視する人が7人、入り口にこの企画のことを来場者に説明する人が2人です。

ビデオは各部屋に設置されています。

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それでは美術館で鬼ごっこスタートです!

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鬼は黄色いパーカー、逃げる人は赤いパーカーを着ます。鬼が2人いるので挟みうちもアリです!

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美術館内にはもちろん作品や来場者がおり、加えて曲がり角も多いのでみんな慎重に行動しています。

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細い通路でばったり鉢合わせ!ということも…

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みんなで鬼の位置を把握しながら固まって行動することもしばしば。

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西木:美術館でおにごっこをしようと思ったきっかけって何だったんですか?

花田:以前個展で、「落書きをして、蛍光灯と窓ガラスを割って修復する」という行為と、その記録写真のインスタレーション展示をしていました。

花田:それから、展示空間を見るための装置を作りたいと思いました。その「みる」ことの対象は、他の方の作品や展示室そのものであってたり、空気や雰囲気であったり、美術館の道徳的なルールであったり、美術館や卒展のシステムであったりします。それは観る人の立場によって大きく異なってくると思います。

花田:なのでそれらの対象が浮かび上がる行為で、かつ分かりやすく話題性のある面白そうな行為を考えていて、おにごっこだなと。

西木:実際におにごっこをして、その映像を展示してみてどうでしたか?

花田:ちゃんと美術館や卒展進級展そのものを見直す作品になったのではないかと思います。また、現代アート以外の学生方やお客様の現代アートに対する意識などもみてとれたと思います。

花田:以前発表した図書館でもおにごっことはまた全然違うものになったので、他の場所ではまたどうなるか気になっているところです。反省点も多々ありましたので、今後改善しながらより良い作品を制作していきたいと思います。

西木:ありがとうございました。花田さんの今後の活動に期待です!

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取材
メディアデザイン領域 2年 西木晃生