『4年生座談会』は、成安造形大学の様々なクラスの4年生に日頃の制作で感じていることや後輩達へのメッセージなどを語り合っていただこうと企画しました。第3弾!
 

参加者:
中村桃子さん(構想表現クラス 4年)
柴田輝子さん(ファッションデザインクラス 4年)
梅下菜々美さん(イラストレーションクラス まつむらゼミ 4年)
山崎竜さん(CG・アニメーションクラス 4年)
神谷佳那子さん(芸術文化デザインクラス 4年)

 
今回は「制作のこだわり」についてお伝えします。

── こだわりや制作のスタンスはありますか?

神谷
自分を信じる。これでいいじゃんって決めたら、そこで人事をつくす。悩んでたらどんどん延びちゃう。うちのクラスは明確な締切とか決まってないし、自分で決めて、ちゃんと持っていく。
梅下
自分で見ても楽しいし、人に見せても楽しいものをちゃんとわかるように作る。自己満足が嫌なので、見たら「凄い」って言って欲しいです。
中村
それは私もわかります。
梅下
見せるために仕組む。
中村
かっこいいかっこいい。

── 芸術は「俺がいいと思っているから、これでええんや!」ってイメージありますけど、そうではないですね。

梅下
イラストの特性なのかもしれないですけどね。人に伝わるようにするのがイラスト。ちょっと芸術とは違うんですね。
中村
根本は一緒な気もしますけどね。
梅下
展覧会でわざと説明をしないとか、何かを隠すとかは個人的に嫌なんです。世の中の全てのものがあからさまに分かりやすくあるべきだ、とは思っていませんが。下手に隠してわかんなかったら意味ないじゃないですか。説明しないと普通は全然わかんないんですよ。展覧会とか見てても、もっと説明があったらわかりやすいのに、と思う時はよくあります。

── 作り手は、そこまで説明しなくてもわかってくれるんじゃないかと思ってしまうけど…。

梅下
全然、わかってくれないですよ。説明大事です。
山崎
出来るかわからんことに挑戦するのも大事やな、と思います。「出来るかわからへんけど、やってみよう」って言う考え方で行ったら成長していけんじゃないかって思う。あと、他人がやったこと無いことを見つけるとか。

── 正直怖くないですか?いろんな人に「できんの?」とか「お前が自分で考えろよ」とか言われたり…。

山崎
怖いです。先生からも結構言われます。失敗ばっかですけど、若いうちは失敗していこうと思います。
中村
いいこだわりと悪いこだわりがあると思うんです。作品の軸になるのもありますけど、意気地になって「コレが絶対いい」とかなる時もある。その作品にとっては要らない、省いた方がいい情報を入れちゃうとわかりづらくなる。作ってくうちに、そういうのは無くした方がいいんちゃうかと気づきました。

── 人の意見も聞いたりして。

中村
人の意見も気にし過ぎたらわけわからんくなるけど…線引が難しいんですよ。先生の話とかも100%正しいと思いがちじゃないですか。でも、そうじゃない、自分の芯をちゃんと通した方がいい時もあるんですよね。

── 自分自身の中にも客観性を持つってことですね

中村
客観性大事。でも持ってるかっつったら、持ててないと思うんですよ。

── 数人に聞いただけじゃ客観性って分からない事も多いですよね。

中村
芸術を勉強している人の客観性と、普通の人の客観性って全然違う。どの方面に見せていくのか、どっちの意見を汲んだ方がいいのかそれによって作品のあり方が変わってくる。見る側と自分のギャップをどう活かすかとかが作品作るのに大事ですかね。あと、いらんこだわりは捨てた方がいいですね。

── 多分自分でもどれがいらん情報かだとかわかりつつ入れちゃったりしますよね。

中村
情報の取捨選択は、学年上がってくるとわかってきますよ。
柴田
こだわり…と言うか、癖なら。クロッキー帳になんでも書いちゃう癖、こだわりがあります。

── じゃあここでポートフォリオタイムと行きましょうか!

第3回座談会 – 2 : ポートフォリオ →

取材:
メディアデザイン領域 グラフィックデザインコース 3年 橋本純
総合領域 デザインプロデュースコース 2年 谷川智美


第3回座談会 
>3-1 こだわり(2013.2.2)
 3-2 ポートフォリオ(2013.2.2)
 3-3 原動力(2013.2.2)
 3-4 大学生活の思い出(2013.2.2)
 3-5 後輩へのアドバイス(2013.2.2)