プロダクトデザインクラスの中西陽太さんに卒展広報委員の岸・斉藤・長川が取材しました。

作品タイトル:
CELLS EV motorcycle

制作意図:
これから普及すると思われる電気バイクを現状と照らし合わせながら、新しい電気バイクのデザインを提案しました。

 


1回目 1月11日(金) 「電気バイク?」

── 第1回目の取材でプロダクトデザインクラスの教室にお邪魔しました。

 

岸:電気の車はよく聞きますが、電気のバイクってあまり聞かないですね。

中西:そうですね、あんまないんですね。結構今出てるやつとかも全部バッテリーをカバーするタイプが多くて。だから今回のコンセプトは、バッテリーを見せれる様なものでカバーをせずに電気バイクを作れへんかなと、考えました。

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斉藤:最初からそういうもの(電気バイク)を作ろうというのはあったんですか?

中西:進級制作でもバイクをやったんです。

斉藤:そうなんですか!

中西:進級制作は電気じゃなくて普通の方のバイクを作ったんですけど、卒制では電気バイクしたいなと思ってて。

斉藤:なるほど。

設計図

斉藤:設計図とかもやっぱりちゃんと書かれるんですか?

中西:ああ、図面書いて、で図面の通りに作りますね。

斉藤:それじゃあ、結構設計図考えられる期間の方が長いですか?

中西:そうですね、半年前くらいにデザインが大きく決まったので、設計図にもそんなに時間はかからなかったですね。

── ご自身でもバイクに乗ってらっしゃる中西さん。
バイクに興味がある岸と長川はテンションが上がりっぱなしでした!
 
 


2回目 1月11日(金)「骨組み」

── 第1回目の内容に引き続いて、中西さんの制作風景を紹介します。

 

斉藤:今はどういう作業をされているんですか?

中西:今は骨組みとかを作ったので、次はバッテリーを入れるベースやバッテリーを作っています。

斉藤:骨組みとかを作り始めたのはいつ頃なんですか?

中西:今1月だから…、2ヶ月位前ですかね。

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斉藤:骨組みっていうのはこれで全部完成なんですか?

中西:そうです。これがこのままフレームになるので、フレームの上からまたカバーとかシートとか付属品を付けていく形になりますね。

斉藤:なるほど。そういうのも全部一からですよね。

中西:そうですね。タイヤとかはまあ、今実際に使ってるんですけど、ほとんどが一からですね。結構、作業量としては多いですね。

斉藤:私はこういう事に疎いので想像がつかないんですが、本当に鉄のかたまりから作る感じなんですか?

中西:これは鉄のパイプなんですけど、繋ぎ合わせたりして、ここ(フレーム)にモーターが載る所を作ったりするんで結構地味に大変ですね。

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斉藤:上のカバーとかももう作ってらっしゃるんですか?

中西:そうですね、作らないといけませんね。今シートとバッテリーを作ってるんで、あとカバーとライトの部分が出来て塗装とかしたら一応完成ですね。

斉藤:なるほど。どんな色になるんですか?

中西:色を今悩んでて、フレームを目立たせないとダメなので…。明るめの色が良いとは言われているんですけど、なかなかポップになりすぎるんで、どうかなー、とちょっと(笑)

斉藤:色で大分イメージが変わりますもんね。

中西:変わりますね、展示のバックが白じゃないですか。で、フレーム白にしたいなと思ってたんですけど、でも白と白やから見にくい分かりにくいかなとも思って。

斉藤:そうですね。

中西:明るい色の方が良いんですけど、なんかしっくりくる色がね、なかなか見つからないですね。そこですね、今考えてるのは。

── 一体どんな色になるんでしょうか。気になりますね!
 
 


3回目 1月18日(金)「塗装」

──今回の取材はJ棟のモデリング室にお邪魔しました。塗装の作業をされているようです。

 

中西:今は塗装の前の下地をしてます。

岸・長川:おおー!すごいですね。

中西:こういう感じで下地を吹いて、その上に塗装を

岸:やっぱり下地とかって樹脂を使うんですか?

中西:サフェーサーてやつです。塗装の前に塗る専用のやつで、ちょっと分厚くて塗料の密着を良くするんです。だから一回塗装する前に吹いてます。

岸:じゃあ、車の塗装とか剥げた時に見える色ってこれの色なんですか?

中西:ああ、そうですそうです。塗装によって中の色はちゃうんですけど、大体こういう色が表面処理みたいなもので。塗装と鉄板の間にこれが入ってます。

斉藤:なるほど、ゴムみたいな色になるんですね。

中西:そうですね、ツヤもあって。

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斉藤:この漂ってる臭いって何の臭いなんですか?

中西:向こうでちょっと塗装してたから、その臭いですね。

岸:ここ(モデリング室)って塗装とかする部屋なんですか?

中西:大体何でもする所ですね。削ったり樹脂とか型取ったりするのはこの部屋です。木工とかやったら向こうの造形ラボで、溶接とかやったら鉄鋼ラボで、使い分けてやってます。

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岸:じゃあもう塗装やって、組み立ててって感じですか?

中西:組み立てる前にちょっとやらなあかんことがあって、今それをちょっとやってますね。これを全部塗らないと組み立てられないので。

岸:組み立てるのはどれ位でできるんですか?

中西:一日あったらできるんで、それまでに塗装が乾けば。塗装待ちになりますね。

 

── 組み立てるまでが大変みたいですね。次回はどのようになっているのでしょうか。
 
 


4回目 1月26日(土)「CELLS」

── 今回の取材はプロダクトデザインクラスの教室にお邪魔しました。

 

岸・斉藤:失礼します…、おお!すごーい!

中西:ありがとうございます(笑)あ、名前が決まりました。

── 実はぎりぎりまで作品名を悩んでおられた中西さん。悩んだ末に決められたようです。

中西:「CELLS」です。CELLSっていうのは細胞という意味で、このバッテリーに関してなんですけど、何個も重なってる感じとかこのバッテリーの中にもちっちゃいバッテリーが中に重なってるので、そういう所から名前が来ました。

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岸:かっこいいですね〜。さっき入ってきて「あ、できてる!」ってハッてなりました。

斉藤:今日で大体作業は終わりみたいな感じですか?

中西:もうほとんど完成しましたね。後はボードを作らないとダメなんで(笑)それが結構かかりそうなんで。写真やCGを入れながら説明のボードを作ろうかなと。

岸:いやー、ほんとにもう完成ですね。

斉藤:テンション上がりますか?

中西:テンション上がります(笑)長かったですね。

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斉藤:ほんとにもうすぐですね。

中西:そうですね。初日に会場でプレゼンがあるんで。

斉藤:緊張しますね。

中西:(笑)

 

── この日が学校での最後の取材でした。記事に書いたこと以外に色々なお話もさせていただきました。中西さんの作品「CELLS」全貌はぜひ卒業制作展の会場でご覧ください!
 
 


5回目 1月29日(火)「搬入」

今回は京都市美術館への搬入と設営作業を取材させていただきました。

 

── いよいよ作品が京都市美術館に運び込まれます。二人掛かりで慎重に……。

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── 展示用の台を運ばれています。

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── パネルの位置を決めるため、レーザー水準器を使って水平を確認しながら壁に当たりを付けられています。中西さんの手元から右に伸びているように見えるピンクのラインが、水準器の光です。

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── 横顔は真剣そのものですね。

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── 展示の全貌は第6回目で。
 
 


6回目 1月30日(水)「卒業制作展」

いよいよ卒業作展です!展覧会当日の様子を取材してきました。

 

── 中西さんの作品「CELLS」です。

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── 完成した「CELLS」カッコイイですね!

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── 第4回で仰っていた様にバッテリーが幾つもあり、「CELLS」という表現がとてもあっていますね。白を基調としたボディも洗練されたイメージで素敵です。

 

── 会場にはディスプレイが展示され、「CELLS」の画像が切り替わり表示されていました。画像の中には実際の使用イメージなどもあり、来場された方もとても興味を示しておられました。

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── 会場には幾つもパネルが展示され、宛ら企業の展示会の様な雰囲気でした。

 

── 取材にご協力いただいた中西さん本当にありがとうございました!
 
 


 

取材
メディアデザイン領域 1年 岸仁美
メディアデザイン領域 1年 斉藤楓
総合領域 1年 長川祥子